初冬の柏原新道で爺ヶ岳
- 投稿者
-
日下部 友哉
横浜西口店
- 日程
- 2020年11月24日 (火)~2020年11月24日 (火)
- メンバー
- 単独
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 柏原新道登山口(50)ケルン(125)種池山荘(40)爺ヶ岳南峰(25)爺ヶ岳中峰(50)種池山荘(65)ケルン(35)柏原新道登山口
行動時間:6時間30分+休憩約1時間
- コース状況
- ・朝も少し降雪していた。
・柏原新道最後の沢地形のトラバースの登山道が積雪によって埋まっていた。ここで12本爪アイゼンとピッケル使用し足場作って通過。そろそろ積雪によって通過できなくなると思うので今後行かれる方はご注意を。
・南峰から中峰へは風が強く寒かった。
・下りはチェーンアイゼンがあると便利。
◾️気温
4:00 柏原新道駐車場 -1℃
7:00 種池山荘 0℃
10:00 種池山荘 5℃
12:00 駐車場 10℃
- 難易度
感想コメント
前日の朝までに少しまとまった降雪があったみたいですが柏原新道がまだ歩けそうかなぁと思い、通れなくなる前に雪を纏った立山剱や鹿島槍ヶ岳を見るために初冬の爺ヶ岳へ。
ヘッデンをつけて4時スタート、真っ暗です。駐車場に車が1台ありましたが先行者なしのようです。雪がチラついてます。久々の冬靴が重い。ケルンを過ぎた辺りから積雪が増えてきましたが、まだまだアイゼンは必要ないレベル。登山道に張り出した枝に雪がついていて避けられないことも多いので雪が降りかかってきて、首元に落ちてきて冷たいのなんの。2時間ほど経つと空が明るくなってきました。そして雪を纏った山々 岩小屋沢岳、鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳、蓮華岳などが赤く染まってきました。モルゲンロート。これが見たかったんですよね、ホントはもっと上で見たかったけど(笑)
柏原新道最後の沢地形のトラバース箇所の登山道が雪に埋れていたので少し緊張しましたがアイゼン、ピッケルを装備して足場を作って通過しました。これで後に来る登山者はチェーンアイゼンくらいで通過できるでしょう(笑)そんなことをしてるうちに今度は雪の山々が黄色く染まってきました。時間が経つ毎に違った表情を見せる朝の時間は格別で素晴らしい。
やっと種池山荘が見えてきました♫稜線付近の草木には霧氷がビッシリ。水分栄養補給をして、シェルやグローブを取り出しやすいよう準備して爺ヶ岳へ。稜線は素晴らしい景色と重たい足元で足が止まる。場所によっては少し踏み抜くところもありますが、まだまだ積雪量が多いわけではないので12本爪アイゼンでは岩に引っかかったりして少々歩きづらい。まずは爺ヶ岳南峰へ登頂。周りは絶景!振り替えれば立山・剱岳、 岩小屋沢岳、鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳、蓮華岳。そして爺ヶ岳中峰、北峰の先に鹿島槍ヶ岳。さすがに標高2600m稜線は少し風があって寒かったのでシェルを羽織って中峰へ。岩がまだまだゴロゴロしています。中峰に登頂。ここから見る雪の鹿島槍ヶ岳が素晴らしくかっこいい!頸城山塊も見えます。南側を見れば燕岳、槍穂高も!立山・剱岳を見ながら種池山荘へ。
種池山荘まで戻って休憩。日差しも当たって風もなく穏やか♫山専ボトルに入れてきたお湯でカップラーメン。気温が少し高かったりすると常温の水も飲みたいのでこの時期は両方を持ちます。でも朝、種池山荘に着いたときは水を入れたボトルは凍っていました…そして水を入れたオスプレイスポーツボトルをどこかで落とすという失態…
種池山荘〜爺ヶ岳は12本爪アイゼンを付けっぱなしにしてましたが、チェーンアイゼンや軽アイゼンでも歩けなくはない状態でした。これだけ気温が上がって、日差しが当たっているので柏原新道上部の雪はグズグスそうなので下りはチェーンアイゼンを装着。新調したブラックダイヤモンドのアクセススパイク。軽くてコンパクトで、12本爪アイゼンと両方持っていくときには重宝しますね〜♫
久々に冬靴履いたってのもありますが、雪があるとこはいいですが、普通の登山道を冬靴で歩くのつらい…12時前に無事下山〜。久々の冬靴は大変でしたが素晴らしい景色と天気をありがとう!
今後降雪があると柏原新道は通行不可になる可能性が高いので行かれる方はご注意を。
◾️レイヤリング
Tops
・patagonia / キャプリーンサーマルウェイトジップネックフーディ
・Polartec®︎ Alpha Direct使用のアクティブインシュレーション
・ハードシェルジャケット
Bottoms
・berghaus / メリノウール150タイツ(廃盤品)
・finetrack / フロウラップパンツ(ハードシェルパンツが必要ない条件の時に便利)
登り始めは少し暑く、しばらくしたら丁度良い感じに。思ったほど冷え込まなかったのでもうちょっと薄着でも良かったかなぁ〜。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。