冬期 木曽駒ヶ岳・伊那前岳

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投稿者
日下部 友哉
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日程
2021年02月25日 (木)~2021年02月25日 (木)
メンバー
他1人
天候
晴れ
コースタイム
千畳敷(50)乗越浄土(20)中岳(25)木曽駒ヶ岳(15)中岳(10)乗越浄土(30)伊那前岳(30)乗越浄土(30)千畳敷
行動時間:3時間30分+休憩
コース状況
・千畳敷カールは12本爪アイゼン・ピッケルが安心。雪崩が発生しやすい場所でもあるので降雪状況や気温など要確認。
・伊那前岳へは斜度は急ではないがトラバース箇所あり。

▪気温
9:00 千畳敷0℃
10:40 山頂-10℃
11:55 伊那前岳-5℃
稜線は冷たい強風
難易度
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感想コメント

やっとこさの冬季木曽駒ヶ岳。行きたいと思いつつ先延ばしになってしまってました。高気圧に覆われ安定しそうな天気予報、そしてここ数日は降雪も無さそうで雪も安定していると踏んで、贅沢にも前日からホテル千畳敷に宿泊。

登山当日、2612mの千畳敷。朝食前に千畳敷カールが朝日で赤から黄色へ染まるのを見届けます。この美しい時間の流れは泊まりでなければ体験できません。

思ったほどの冷え込みにはならず。千畳敷カールを登り出すと太陽光と雪面からの照り返しでとても暑く、シェルは着ていられないほど。なかなかの急斜面で体温も上がり、朝一で思いがけなく汗をかいてしまいました。でもメリノウールのベースレイヤーなので汗冷えは気になりません。千畳敷カールを詰めていくと冷たい風が少し吹き出していました。稜線は風が強そうなので、乗越浄土に出る手前でシェルを着て、バラクラバして、厚手のグローブを装着。西風が強く寒くて氷も飛んでくるのでシェルのフードは被りっぱなし。ゴーグルするか迷うくらいでした。

強風に耐えながら宝剣山荘を過ぎて中岳に来ると景色が変わり、目の前に木曽駒ヶ岳と左には御嶽山、奥には北アルプスの山々がずらっと。歩いてきた方を振り返ると伊那前岳の奥に南アルプスと富士山も見えました。

木曽駒ヶ岳山頂付近になって振り返ると極楽平辺りから続く三ノ沢岳の稜線が美しい。冷たい風が強く長時間は休憩できないので写真を撮って乗越浄土へ戻ります。朝一のロープウェイで上がってきた人が続々と登ってきました。まだ下山せず伊那前岳へ。ちょっとしたトラバースを越えて山頂へ。踏み跡はなくはないですが、木曽駒ヶ岳に比べると来ている人は少ない模様。振り返って伊那前岳側から見る宝剣岳がとても格好いいです♫

乗越浄土に戻って千畳敷に下ります。もちろん下りも急斜面なので慎重にアイゼン、ピッケルをしっかり使います。下の方に降りてくると雪が緩んできたのでシリセードなどして少し遊んでいたらハロ現象が現れました♫初めて見たかもですね。でも天気が崩れる前兆です。さすがに冷たい風の中だったのでカメラの電池消耗が早かった。。。なにか対策せねば。稜線は冷たい風でしたが天気の良い中登れて雪山を堪能できました♪

千畳敷カールの急斜面でストックを使っている人もいましたがここはピッケルが安全。万が一があったらストックでは何もできません。朝一は少し雪面も硬く、冬靴12本爪アイゼンで少し蹴り込んだ方が安心でした。念のためヘルメットも被りました。

なかなか踏み跡はなさそうですが、雪山の三ノ沢岳に行ってみたいですね~

▪レイヤリング
上半身:①メリノウール200g/m2②アクティブインサレーション③ハードシェルジャケット
下半身:①メリノウール200g/m2②ハードシェルパンツ

フォトギャラリー

モルゲンロート千畳敷カール

少し黄色に 前泊したからこそ見られる景色

千畳敷カールはアイゼンとピッケルで

なかなかの急登

宝剣山荘と中岳 稜線は強風

中岳から木曽駒ケ岳と御嶽山

木曽駒山頂付近で振り返って 宝剣岳と中央アルプス稜線 そして三ノ沢岳

木曽駒ケ岳山頂 北アルプスもよく見える♪

シュカブラ(風紋) 山頂でゆっくりしていられないので戻ります

まだ下山せず、伊那前岳へ 南アルプスと富士山も見えてます♪

人のいない伊那前岳へ

伊那前岳は3つ目のとんがり

トラバース

もうちょっと

1つ先が伊那前岳

振り返って中央アルプス稜線の絶景

戻ります~

宝剣岳の圧倒的な存在感 こちら側から見るとカッコ良さが際立つ

下りもしっかりアイゼンとピッケルを使います

ハロ!天気が崩れる前兆

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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