舟山十字路から南八ヶ岳周遊テント泊

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投稿者
日下部 友哉
横浜西口店 店舗詳細をみる
日程
2021年05月31日 (月)~2021年06月01日 (火)
メンバー
横浜西口店 河野、日下部
天候
1日目:晴れ後雨 2日目:晴れ
コースタイム
■1日目 行動時間:3時間55分+休憩
舟山十字路(20)広河原(25)千枚岩(105)西岳(50)青年小屋(20)編笠山(15)青年小屋※()内単位:分

・歩行距離:約7.9km
・累積獲得標高:約1050m

■2日目 行動時間:7時間+休憩
青年小屋(75)権現岳(65)キレット小屋(90)赤岳(40)中岳のコル(25)阿弥陀岳(50)不動清水(30)御小屋山(45)舟山十字路※()内単位:分
・歩行距離:約11.3km
・累積獲得標高:約1132m
コース状況
・広河原から斜面トラバースで足場狭い。
・源氏新道「乙女の水」近く土砂崩れしている。整備されてロープあるので歩くのには問題なし。水場は問題なく使えます。
・ギボシ付近鎖場、岩場あり。
・キレット小屋過ぎて赤岳まで岩場の連続。ルンゼ落石注意。
・赤岳~中岳ガレた斜面。
・阿弥陀岳から先ガレた斜面。

■気温
11:30 西岳 25℃
夜中に雨、みぞれ降る

4:30 青年小屋 0℃
7:15 キレット小屋 14℃
10:30 阿弥陀岳 20℃
難易度
Google Map
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  • おとな女子登山部

感想コメント

久々のテント泊へ。舟山十字路から西岳、編笠山、権現岳、赤岳、阿弥陀岳と南八ヶ岳を周遊してきました♪

■1日目
舟山十字路から青年小屋まではそんなに長い時間歩かないので体を慣らす意味でも1日目はあまりスピード上げずゆっくり歩きます。広河原から千枚岩までは破線ルート。特に最初はトラバース道で狭いので滑落注意です。その後は林業の作業道に出ます。そして登山道に合流。歩きやすい苔蒸した登山道、八ヶ岳らしいですね。西岳へはそこそこ登ります。

西岳から少し下って源氏新道はとても歩きやすい道。乙女の水付近が土砂崩れしていましたが水場は無事でした。すでに整備されているので問題なく歩けます。水を補給してから青年小屋へ。まだ誰もおらずテント受付して好きなところに張り放題。テント張って、青年小屋でラーメンと冬季熟成ビール(賞味期限切れ 笑)を堪能しながらゆっくりして、昼寝しました。

夕方編笠山に登りましたが、雲で覆われてしまって夕景は見えず、パラパラと雨も降ってきてしまいました。そして早めに就寝したら夜には雨と翌日分かったことですが霙に降られました。寒気が入っていたので降られることはわかっていましたが霙まで降るとは。小屋に降る霙の音はなかなかに騒がしい音でした。


■2日目
2時頃目を覚ますと雨はすっかり止んで月と星空が出ていました。月が明るく星の数は少なめ。4時出発なので軽く朝ご飯は済ませテント撤収。昨夜の雨のおかげでフライシートとグラウンドシートはビショビショ。こういう時が面倒くさいですね、仕方ないですが。

0℃まで下がったのでウェアは少し着重ねてメリノ半袖、メリノ長袖、Rab/Pulse Hoody、レインジャケットで体が温まるまで歩きます。

青年小屋から朝焼けの素晴らしい富士山を見てから出発。まずは権現岳へ。樹林帯を少し登って振り返ると編笠山と奥には南アルプス。この朝の景色の移ろいは格別ですね、だから泊まり山行はやめられない。ギボシ付近になると岩場です。狭いところも慎重に通過してギボシに立ち寄り。ここも展望が素晴らしい。メリノ長袖を脱ぐ。権現小屋を通過して権現岳へ。分岐にバックパックを置いてサクッと権現岳山頂へ。岩の隙間に昨夜降ったであろう霙がありました。権現岳に登ると奥秩父、南アルプス、富士山が良く見えました。

いよいよキレット小屋を目指して出発。去年秋にも権現岳から赤岳のルートは歩いたので心配なところはありませんが、長い梯子が。。。これ想像以上に長いんですよね、まだ終わらないのかと何度も思います(笑)梯子を阿弥陀南稜と青ナギがよく見えます。ツルネを過ぎて少し樹林帯に入ってキレット小屋に到着。小休止。

いよいよルンゼ状の岩場。ちょっと落石注意ですがここからガンガン標高上がるので楽しい場所です♪岩を落とさないよう足元をしっかり確認。稜線に出ると小天狗、大天狗が近くなり迫力があります。東から雲が上がってきて少々肌寒い。こういったときにRab/Pulse Hoodyのフードを被るだけで対処できるし、保温し過ぎないので便利なんです。まだまだ岩場が続き真教寺尾根と合流して、やっと赤岳山頂に到着。やっぱり赤岳から見える阿弥陀岳はカッコ良い♪この後、一旦下って中岳登って、阿弥陀岳に登らないといけないですが。。。北アルプスも見えました!横岳、硫黄岳稜線は雲あり。

文三郎尾根を下るのは意外と始めてでした。ガレた登山道を軽快にこなし、中岳に登ってまた下って中岳のコル。阿弥陀岳へのこの登りがなかなかの急登。ここに前回来たのは登山始めて2年くらいの頃だったかな~。ザレていたり梯子あったりと下山で使うときは要注意ですね。急登を登って阿弥陀岳登頂。御小屋尾根も上部はガレて少々歩きづらい。樹林帯に入って御小屋尾根から舟山十字路までは長くて疲れる~。

久々のテント泊で疲れましたが素晴らしい景色と楽しい岩場で満足♪色々とリスク回避して安全に登山を楽しんでリフレッシュしましょう♪


■レイヤリング
Tops:
①メリノ半袖:icebreaker/TECH LITE 150 SS CREWE
②メリノ長袖:icebreaker/TECH LITE LS POCKET CREWE 就寝時、2日目朝着用
Rab/PulseHoody
④ダウンジャケット:就寝時着用
⑤レインジャケット:2日目朝着用

Bottoms:karrimor/3D TaperdPants

ほぼ①③を着ていることが多かったですね。御小屋尾根の最後は暑かったので①のみ。

フォトギャラリー

南八ヶ岳周回テント泊

破線ルート トラバース注意

林業作業道

コメツガの木の間を登り

西岳到着 権現岳と青年小屋と編笠山

青年小屋到着&テント受付

夕方に編笠山に登るも雲がかかって何も見えず その後テント場では雨と霙に降られる

月が明るくあまり星は見えず

美しい朝 朝焼けと富士山

ギボシへの岩場

権現小屋と権現岳と富士山

編笠山と南アルプス そして1枚目に戻る

阿弥陀南稜と青ナギ

キレット小屋到着

岩場のルンゼ

赤岳までもう少し

久々に赤岳到着。阿弥陀岳と奥には北アルプス

中岳を通過して阿弥陀岳へ

無雪期は久々の阿弥陀岳到着♪

御小屋尾根を下る~

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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