甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根を日帰りにて(日本百名山)/山梨県【南アルプス】

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2012年10月31日 (水)~2012年10月31日 (水)
メンバー
天候
晴れ、時々曇り
コースタイム
■登り
竹宇神社前駐車場⇒(120分)笹ノ平分岐⇒(110分)刀利天狗⇒(55分)五合目⇒(60分)七丈小屋⇒(50分)八合目御来迎場⇒(90分)甲斐駒ヶ岳山頂
■下山
甲斐駒ヶ岳山頂⇒(35分)八合目御来迎場⇒(40分)七丈小屋⇒(40分)五合目⇒(40分)刀利天狗⇒(80分)笹ノ平分岐⇒(100分)竹宇神社前駐車場
コース状況
しばらく樹林帯の急登が続き、鎖場やハシゴを超え、やがて稜線へと出ます。
ほぼ登り基調で、距離や高低差もあり、かなりの体力を要します。
登山道は明瞭です。10月下旬にて雪がついており安全のため山頂付近では軽アイゼンを使用しました。
難易度
Google Map

より大きな地図で 甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根 を表示
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

 甲斐駒ヶ岳のクラシックルートである黒戸尾根へ登ってきました。通常は1泊行程のコースをチャレンジ精神登山?にて日帰りです。

 前日には現地入りをして早朝スタートに備え車中泊、当日は天候もよく、相談の上さらに装備の軽量化を図ります。やはり、行程時間が長すぎるので体力維持の面でも大切な部分です。

 コースとしては、永遠に登りが続くイメージで、さすが日本三大急登だなと実感させられます。
しかし、案外にも足取りも軽々に進めました。自分の中では、こういう“三大○○”等のフレーズ的な山登りは初体験なので、これを成功させれば少しは自信がつきそうな気がするので、何となく厳しい宿題をこなしている感覚で登っていました。
つらく厳しい登りでしたが、この日は体調も良く、終始楽しめた感がありました。

 黒戸尾根の高低差は2300m以上あり、ピストンしますので累積標高差はおよそ5000m近くまで行動するしなければいけませんので、脚への負担は相当かかります。
行動時間も10時間~15時間必要なので、経験者むけのコースといった印象でした。
かなり山の気温も冷え込んできたので、しっかりとした防寒対策も大切なポイントです。

フォトギャラリー

日本三大急登の黒戸尾根です。

竹宇駒ヶ岳神社

石仏が多くありました。

紅葉の季節、はじめは樹林帯の中を歩きます。

スタートして2時間ほどで分岐に合流ですが、こんな看板を見てしまったら、黒戸尾根のスケール感を嫌とゆうほど実感させられますね……

またしても石仏。信仰の道の雰囲気がたっぷり。

地図にのっていた危険マークの「刃渡り」。慎重に。

刃利天狗の祠

屏風岩。ここより長いハシゴや鎖の登りが続きます。

急な梯子や鎖場でどんどん高度をかせいでいきます。

七丈小屋に水場がありました。時期によっては枯れていることもあるそうです。

八合目の御来迎場。倒壊した石鳥居と石碑あり。

八合目あたりから稜線に出始めるのですが、雪が積もりだしていました。

鎖に脚をかける凹みがありました。

これがよく写真に出てくる剣ですね。

山頂付近ではアイゼンを装着。

ここまで来ればもうすぐ山頂、もう一踏ん張り。

ようやく山頂、ここまで長い登りは日帰りでは経験なしでした。

甲斐駒の一等三角点、厳しい登りでしたし、これには感動でした。

山頂部は360度の展望がバツグン。南アルプスの山々も見渡せました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部