九重連山 立中山(1464.4m) ~佐渡窪のマンサクと初ご対面(水沢ピストン)~
- 投稿者
-
酒井 健
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2016年03月16日 (水)~
- メンバー
- 酒井 留奈
- 天候
- 曇り時々晴れ
- コースタイム
- 展望台駐車場<30分>くたみ分かれ<40分>鍋割峠<45分>鉾立峠<25分>立中山<25分>鉾立峠<75分>くたみ分かれ<25分>展望台駐車場
- コース状況
- 全体的に難しい個所は無く問題ないと思います。鍋割坂など一部雪がありますがアイゼンを付けるほどではありません。鉾立峠から立中山は雪が溶けてぬかるみ状態です。
- 難易度
感想コメント
祖母傾の縦走が敗退に終わり原尻の道の駅で友人と別れた後に余った一日をどうするか検討した結果、九重のマンサクを見に行こうとなった。そのまま竹田の道の駅に向かい、そこで一泊。翌日に“沢水(ソウミ)キャンプ場”の上にある“展望台”まで車で上がった。
朝着いた時には2台目だったウチの車の横にあれよあれよと登山者が上がってきて、出発時には10台の車がズラリと並んだ。
駐車場から裾野をウネウネと何気に長い横歩きをして“朽網(クタミ)分かれ”まで歩く。ここからようやく登山道になり樹林帯に入る。前日の登山を考えれば非常に楽な登山道。基本的に傾山ほど雪はなく歩き易い。“鉾立(ホコタテ)峠2.1km”の道標辺りから頭上に薄く黄色いものが視界に入ってくる。そうこれが目当ての“マンサク”の花だ。
マンサクは春を告げる花として早春に咲く。「マッサキにサクから“マンサク”と言うらしい」と名前の由来を聞いたが本当かどうかは分からないらしい。
遠くの斜面や登山道から離れた場所には咲いているが、ちょっと遠い。だが思った以上に咲いていてまだ枯れ枝が多いこの時期の山では非常によく黄色が目立つので良く分かる。
“鍋割坂”を登り切り、少し下ると“佐渡窪”という湿地帯になる。今回初めて来たが、ここの山肌が黄色くなりとても綺麗だとか・・・。確かにちょぼちょぼ山肌は黄色い。正直これが何分咲きなのか分からないが、咲いているのは目視で確認できる。
進むにつれて登山道が低木に挟まれる。この低木がマンサクの木で、今回一番近くで見ることができた場所だ。姿は見えないが声は聞こえるので他の登山者もいるのだろう。まだ満開とはいかないまでもそこそこ開花していたのではないかと思う。ここからまた登りになり、“杖立峠”に着く。ここで引き返してもよかったがせっかくなので“立中山(タッチュウサン)”に登ることにした。
九重にも雪は降っていたらしく、それが解けもれなく登山道はぬかるみだ状態だ。距離はそんなにないのもも登りにくいことこの上ない。ジュルジュルで滑る滑る。慎重にぬかるみではない個所を探しながら登りようやく“立中山(1464.4m)”山頂に着いた。目の前に大船山がきれいに見える。
ササっと昼食を済ませ、下山。登り以上に慎重に下る。なにせ転びたくない。一歩一歩丁寧に。なんとか杖立峠まで下ってきた。あ~疲れた。
途中に出会った登山者に話をきいたところ、佐渡窪の状態は五分咲き程度らしい。数日後かもしくは来週あたりが満開かな。またその時に来てみたいものだ。
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