花粉だいぶ落ち着きました♪春の乾徳山
- 投稿者
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るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店
- 日程
- 2019年04月07日 (日)~2019年04月07日 (日)
- メンバー
- 単独
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 乾徳公園駐車場(20分)登山口(20分)銀晶水(45分)国師ヶ原十字路(30分)扇平(60分)山頂(40分)扇平(50分)道満山(25分)ゲート(15分)駐車場
- コース状況
- ・山頂部の岩場、日影になっているところはまだ雪が残っており、午前中はつるつるに凍っています。軽アイゼン必須です。
・山頂からの周回下山道は、かなり雪がべったり付いているようです。行こうと試みてた人達は諦めて戻ってました。
・鎖は全てしっかりしてます。山頂直下の鳳(おおとり)岩は不安であれば迂回路も使えます。休日は特に鎖場が渋滞します。
・駐車場はバス停の向かいに30台ほど。トイレは乾徳公園内、協力金箱あり。登山口の近くにも5台ほど駐車スペースあり。
- 難易度
感想コメント
花粉が怖くて近づけなかった春山ですが、くしゃみの回数と目の痒みが減ってきたので思い切って出かけてみることにしました。選んだのは奥秩父の名峰・乾徳山。鎖場もあってしかも長丁場、久しぶりに筋肉痛になりそうな予感がしました。
コースタイムは長目ですが、山頂の岩場にさしかかるまではゆる~い登り。とても優しい登山道です。ジグザグを繰り返して程良く火照った顔は、錦晶水で冷やしてすっきり、そこから道はさらに緩やかになり、金色の草原とその奥に対照的なゴツゴツした岩山が見えてきました。草原の名は国師ヶ原。極楽平という別名の通り、美しく穏やかな平原が広がっています。この時季はまだカヤトが黄金色で、心和む優しい風景にしばしの間癒されました。次回訪ねるときは山頂へ行かず、ここで日が暮れるまでのんびりしたいです。
平穏な景色に別れを告げいよいよ岩場に差し掛かります。ゴロゴロした短い急登が終わると、前を行く人々が苦笑いしながら立ち往生していました。下に目をやるとなんとつるっつるの凍った地面。距離は短そうだけどアイゼンを付けるか否か。意を決して慎重に進み出す人、チェーンアイゼンを付ける人。ドジな私はもちろん後者です。しかしいくらも進まないうちに雪の無い岩場とどろんこの地面が現れました。アイゼン装着後あるあるです。案の定その後また凍結箇所、すぐに外さず良かったです。鎖場が出てきたのでさすがにアイゼンはしまい、鎖を2本登り切ると景色が一気に開けました。この日は春霞、富士山は残念ながら確認できず。山頂方面に目をやると、岩に貼り付いてる人、心配そうに上から眺める人、噂の20mクラックが聳えていました。
最後の難関・鳳岩は、登りは難なく行けますが、下るときは上から見下ろすとその高さに一瞬ドキっとします。ゆっくり落ち着いてクライムダウンすれば問題ありません。山頂はゴツゴツしてるので、人が多いと落ち着いて休める場所を見つけるのが大変です。その代わり遮るものがないので目の前には爽快な景色が広がります。晩秋に登った木賊、甲武信、三宝山が3つ連なって見えていたのが印象的でした。
この日は日曜ということもあり、小学3年生の男の子からベテラン還暦組、かわいいワンコまで多くのハイカーとすれ違いました。賑やかな山頂に別れを告げ、帰路は先程の国師ヶ原を通り過ぎ、静かな道満尾根へ。こちらも終始穏やか、と思ったら最後の最後で急になったので少し疲れました。
里へ下りてくると満開の梅、桜、遅ればせながらお花見を楽しんでいると突然の天気雨。急いで駐車場に戻ると、山頂で一緒になった方が自動販売機で当たったという炭酸ジュースを恵んでくれました。ありがたく頂戴し早速プシュッとやらせてもらいました。
帰りは桃の花や菜の花など、うっとりするほど華やかな勝沼のフルーツラインを通って中央道へ。早めに出たはずなのにやっぱり渋滞にどはまり。おまけに山では何ともなかったくしゃみが暴れ出し、滝のように流れる鼻水を押さえながら家まで帰りました。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。