積雪期限定 白毛門〜巻機山縦走 1日目

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投稿者
日下部 友哉
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日程
2022年04月06日 (水)~2022年04月07日 (木)
メンバー
横浜西口店 小田、日下部
天候
曇り後晴れ
コースタイム
▪1日目 GoogleMapルート:青
土合駅(10)土合橋(270)白毛門(60)笠ヶ岳(120)朝日岳(30)ジャンクションピーク(165)檜倉山

行動時間:10時間55分+休憩
累積標高:+1820m、-743m
歩行距離:約11km
コース状況
・白毛門手前は雪が崩れていたり、クラック多数なので北側から迂回すると良い。
・稜線のルート上は雪庇とクラック多数でルートファインディング慎重に。
・幕営適地は大烏帽子山手前or檜倉山

◾️気温
5:00 土合駅 3℃
9:50 白毛門 6℃
11:00 笠ヶ岳 13℃
16:30 檜倉山 2℃
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

上越国境稜線。無雪期は藪漕ぎを強いられるのでなかなか歩く人はいないですが、雪が安定する残雪期であれば藪が雪で隠れて歩きやすくなります。一応冬季バリエーションという感じなので歩く人は断然少ないです。去年から計画はしてましたが条件が合わず見送り、巻機山のみ歩きました。念願の残雪期テント泊縦走です。去年の残雪期巻機山の登山レポート⇒「残雪期 霧氷・快晴の巻機山(日本百名山)」

■1日目
土合駅前に車を停めて霧雨っぽい中スタート。


白毛門登山口の駐車場はまだまだ雪です。橋を渡るのがいきなり危険度高し!端の雪がどこまで固まっているのか探り探り体重を乗せて橋に乗り移ります。白毛門は序盤から割と急なのでアイゼンを早速装着して登っていきます。


尾根の東側の雪はクラックが入っているところも多く、危険を避けながら雪上、夏道が出ている所は夏道を登ります。松ノ木沢頭手前はかなり急斜面になっています。ピッケルがあった方が良いですね。ここからは景色抜群!左は谷川岳、そして谷川馬蹄形もよく見えます。白毛門手前の斜面はクラック多数に、そこそこ雪崩れてますね…1回クラックにはまり…なんとか無事でした。登れる場所を探して少し北側から回り込み白毛門到着。これから向かう笠ヶ岳、朝日岳が良く見えます。谷川岳の奥には浅間山も。富士山も見えていました。

そしてようやく青空が!笠ヶ岳に登る斜面も結構急です。朝日岳手前のピークはやせ尾根になっていてちょっと緊張しました。朝日岳(300名山)に到着するとガスが…風もあって急に寒くなりました。アクティブインサレーションを着て温度調節します。広い尾根とガスでちょっと分かりづらかったですがジャンクションピークから冬季バリエーションルートへ。なかなかに風が出てきて寒いですが、ガスが取れてきて大烏帽子山、檜倉山が見えました。まだまだ距離はある…クラックと雪庇と…安全に通れそうなところに足を置いていきます。大烏帽子の斜面も急です。大烏帽子山までくればあと少し。まだ登りますが標高差は少ないのであと一頑張り。

久々の登山と、残雪期テント泊装備の重量でなかなかに時間かかってしまいましたが無事、幕営目的地である檜倉山に到着。疲れているところですがスコップでテント場を整地。風除けのブロックを作って、テント張って、水作って、夕食食べて就寝。テント張ったあとは余裕なく写真は無し(笑)

この雪山縦走だと急斜面が長く続くことは少ないので片手ピッケル、片手ストックが歩きやすいし、急斜面にも対応できます。

2日目へ続く。

■レイヤリング
TOPS:
①ドライレイヤー ノースリーブ
②メリノ150g/m2 フーディ
③TEIJIN Octa アクティブインサレーションジャケット
④ハードシェルジャケット

BOTTOMS:
①ファイントラック/ドライレイヤーウォームタイツ
②ファイントラック/フロウラップパンツ

GLOVES:
①薄手メリノウールインナーグローブ
②GORE WINDSTOPPERグローブ
③テムレス02winter(テント場作業用)
※他にも予備グローブあり。

■当日天気図:【気象庁 過去の天気図】参照

2022年4月6日9時


2022年4月6日15時

■アクセス
土合駅までマイカー
清水~六日町駅 約\5500(時間によっては南越後観光バスもあります)
六日町駅~土合駅 \770 JR上越線本数少ない

フォトギャラリー

上越国境 白毛門~巻機山縦走 1日目

白毛門への登り 早速急坂なのでアイゼン装着

松ノ木沢頭の斜面 なかなか急です そのおかげで景色がよくなってきました

谷川岳がよく見えます

白毛門へ クラック多数。。。

ルート取りミスってクラックにハマってしまいました

北側から巻いてようやく白毛門到着

これから歩く稜線 左が笠ヶ岳、右の山の奥に朝日岳

笠ヶ岳手前の斜面もなかなか急です。そしてようやく晴れてきました!

笠ヶ岳到着 朝日岳が見えてきました。

振り返って谷川岳 残雪期テント泊装備でなかなか足が進みません。

一旦下って朝日岳へ登り返し

朝日岳手前はちょっと嫌らしく足場の狭いところあり

朝日岳到着 ガスってきてしまいました

ジャンクションピーク なんとかガスが抜けて大烏帽子山、檜倉山が見えてきました!まだまだ遠い。。。

クラックと雪庇と

緊張しました。。。

大烏帽子山を越えます ここも結構急斜面

大烏帽子山より檜倉山、明日歩く柄沢山から巻機山へ続く稜線が見えます

思いのほか時間かかってしまいましたが檜倉山到着。ここで幕営します。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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