ハラハラドキドキ☆戸隠山
- 投稿者
-
齋藤 千春
浦和パルコ店
- 日程
- 2013年09月10日 (火)~2013年09月10日 (火)
- メンバー
- 新潟亀田店 小林SM
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 奥社入口(30分)戸隠神社奥社(140分)八方睨(10分)戸隠山山頂(60分)
九頭龍山(60分)一不動避難小屋(60分)戸隠牧場(40分)奥社入口
- コース状況
- 百間長屋を過ぎてから鎖場が連続します。10m以上のものや、ほぼ垂直気味のものもあるので心してかかりましょう。蟻の戸渡りは余計なことは考えず、着実に一歩一歩踏みしめれば何とか渡れます。
避難小屋からは渡渉を繰り返し、滑り易い鎖場をいくつか下らなければなりません。最後の最後まで気が抜けないので、集中力を切らさないよう休憩はしっかり取るべきです。
- 難易度
感想コメント
神話の里・戸隠。奥社から見え隠れする岩稜はただならぬ雰囲気を醸し出していましたが、無事生還することを祈って出発しました。
岩をくり抜いたような五十間長屋付近から展望が開け、右手に飯縄山が見えてきます。さらに百間長屋を越えるといよいよ鎖場が始まります。特に二本目のトラバースはルートを少し外し手こずってしまいました。落ち着いて三点支持、足場をしっかり見極めることが肝要です。
他にもっと良い道があるのではと疑問を抱きながら、際どい道を攀じ登っていくと…遂に現れまた。蟻の戸渡りのお出ましです。進む外ありません。覚悟を決めて一歩、また一歩足を前に出します。視界の両端に奈落の底が見え隠れしましたが意識しないよう努めます。冷や汗がじわり、呼吸が浅くなり極度に緊張していることがはっきり分かりました。恐怖のせいか、渡っている時の記憶はぼんやりしていて、そのナイフリッジの珊瑚色と眼下の緑のコントラストが意外にも綺麗だったということしか覚えていません。
八歩睨を過ぎ、山頂に出ると高妻山の絶景が待っていてくれました。振り返れば蟻の戸渡りの異様が見渡せ、よくぞ渡って来たなという感じです。ここから九頭龍山までは崖に注意しながらアップダウンを繰り返します。東側眼下には最初に見上げた奥社社殿と杉並木が確認できます。
上から眺める杉並木は変わっていて面白い光景でした。
一不動まで一気に下り小休憩。小屋はあくまで避難用との触書がありました。小休止の後に出発。ここからもまた集中力が必要です。小さな沢の中を下りますが、時折大きな流れもあるのでバランスを崩さないよう慎重に渡渉します。さらに滑り易い滑滝のすぐ横を懸垂下降しなければなりません。ここが下り最大の難所でしょう。
道が平坦になり緊張から解放されると、のどかな牧場の風景が心を癒してくれます。最初から最後まで変化に富み、非常に登り応えのある山でした。ご褒美にほのかに甘いそばソフトを戴きました☆
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。