独特の雰囲気が漂う八十八大師からは、山腹道をたどります。湿気が多く、落葉や石が濡れているので滑りやすくなっていたので、注意しながら進んでいきます。白雲荘跡を通り、一字一石供養塔、神鈴権現を過ぎると、大岩壁の屏風岩に着きました。
ここはクライミングのメッカとあって、悪天にもかかわらず何組かのクライマーたちが屏風岩でクライミングを楽しんでいました。
ここから頂上まではあと一息!ザレた斜面を登りつめれば、開運山頂上に到着です。晴れてさえいれば、富士山はもちろん、御坂山塊、南アルプス、奥秩父などが一望できます。ここには無人遠隔操作のカメラがあって、テレビなどで観る富士山の映像はここから発信されているのだそうです。プロのカメラマンも多く訪れ、富士山の写真の聖地と呼ばれています。ほんの少し、本日最初で最後の富士山が雲の上にその勇姿を見せてくれた瞬間を、私たちもカメラに収めました。