西穂~槍ヶ岳(ジャンダルムと大キレットの日々)

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投稿者
大橋 彰人
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日程
2012年08月27日 (月)~2012年08月28日 (火)
メンバー
新宿東口店 大橋 彰人
天候
両日共に晴れ
コースタイム
27日 西穂高登山口1000-西穂高山荘1045-独標1130-ピラミッドピーク1155-西穂高岳1220-間ノ岳1315-天狗の頭1350-ジャンダルム1525-奥穂高岳1615-穂高岳山荘1645 幕営

28日 穂高岳山荘0535-涸沢岳0550-最低コル0625-北穂高岳0710-A沢のコル0805-南岳小屋0920-天狗原0950-中岳1030-大喰岳1100-飛騨乗越1110(ザックをデポ)-槍ヶ岳山荘1120-槍ヶ岳山頂1140-槍ヶ岳山荘1205-飛騨乗越1210(ザック回収)-槍平小屋1325-林道1455-新穂高ロープウェイ1600
コース状況
西穂高独標までは気持ちの良い登山道。ここまではストックが使えます。独標から先になると岩稜で気の抜けない道が続きます。西穂高岳を越えてからは特に急になり、鎖が多く出てきて順番待ちになることがあります。また道が縦になるので落石に注意です。
天狗の頭を超えてからは登りになり、息が切れやすくなります。ジャンダルムの登りよりも、奥穂高までの稜線の方が道が悪いです。
西穂~奥穂間に関しては靴裏の摩擦を使っての下り、細かい足場に体重を乗せていくクライムダウンが多発する道でした。

北穂~南岳間の大キレットはガレ場が多く、道も縦に並ぶので落石に注意です。人が多い時期だとヘルメットを持っていったほうが安心です。
南岳の登りになってしまえば、鎖が多く現れ比較的気持ちよく登れます。
南岳~槍ヶ岳は気持ちの良い岩稜歩行です。前を見ても後ろを見ても絶景です。
槍ヶ岳頂上への岩場は、登りと下りの道が分かれていますので道に注意して下さい。
飛騨乗越~槍平までの道はガレ場の下りでとても歩きづらいです。
槍平~新穂高温泉は砂利道とアスファルトの道で、登山靴だと足裏が痛くなりました。
難易度
Google Map

より大きな地図で ジャンダルム を表示
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感想コメント

夏の北アルプス、岩稜歩行に行ってまいりました。ずっと行ってみたかったジャンダルムをこの機会にと、西穂~奥穂~槍といった岩尾根でつなげてみました。
27日はピークは過ぎたとは言え、まだまだ人は多かった!ロープウェイで1時間以上待って駅に降りたのが10時。最悪、天狗の頭でのビバークを考えながらの出発でした。
西穂高岳までは一般登山者も多く、道も広いので挨拶をしながら軽快に歩けました。
その先に行くと、岩、岩、岩!高度感もさることながら、とても怖い道です。出発した時間も時間だったため、たまにすれ違う事があっても、一人で主稜線を独占している気分でとても気持ちが良かったです。やはり一般登山道とは違い、鎖の数もキレットよりも少なく、人数がいればロープを出した方が良さそうな箇所がちらほら見受けられました。
個人的に一番危険を感じたのは、ジャンダルム~奥穂間。稜線を歩いてきて疲れているのもあり、クライムダウン、ガレ場と続けて出てくるのは参りました。
大キレットについては、怖い所はしっかりと鎖や梯子がついており、高度感を気持ちが良い!と思えれば、あとは集中力との勝負です。
飛騨乗越からの下りは道がガレてて悪く、特に膝に負担がかかります。
今回の縦走は両日共に晴天で、本当に気持ちよく歩けました。
岩稜歩行に自信がついたら是非行ってみてください。

フォトギャラリー

西穂山荘までの道

こんな岩尾根です

逆層スラブ

天狗の頭のビバークポイント

ジャンダルム山頂

ジャンより奥穂

馬の背を下から

馬の背を上から

槍はガスの中に・・・

背後に聳えるジャンダルム

今日も天気が良さそうだ!

急な下り、落石注意

ふと、後ろを振り返ると

北穂より槍

大キレット

ここを下ります

槍の穂先

飛騨乗越からの下りはガス

最後の林道

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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