油断大敵な岩山~本当にハイキング?~(栃木県)
- 投稿者
-
浅見 直紀
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2013年11月15日 (金)~2013年11月15日 (金)
- メンバー
- 玉川ガーデンアイランド店 安藤、飯塚
- 天候
- 曇りのち雨
- コースタイム
- 日吉神社 →(20分)→ 三番岩 →(30分)→ 二番岩 →(25分)→ 岩山山頂(一番岩) →(30分)→ 鎖場 →(30分)→ 登山口
- コース状況
- 全体的に滑り、雨が降ると補助ロープとエイト環が欲しくなる箇所があります
- 難易度
感想コメント
登山学校の実技コースの下見に誘われたので行って来た。
初っ端から微妙な天気。前回、脱雨男宣言した後なので心に響くものがある。朝が寒くないのは良いのだが。うぅ・・。
新宿集合で、安藤殿の車にピックしてもらう。有り難い。今回の山は公共交通だと微妙に行きづらいので。
日吉神社の近くに駐車可能なスペースがあり、そこから登山道に入ることが出来る。近くて良い。ただ、ここに至る道の幅がやたらと狭いので車を選ぶかもしれない。
歩き出し直後から、どう見ても滑るであろう箇所が連続する。粘土質でツルツル、少し苔がついた感じの“いかにも”な感じの道。笑いがこみ上げる。くくく。
登山口から少しの所で、早速岩場が出現。取りつきがイヤらしい。いわゆる“ガバ”が無いので、“ピンチ”で重心を意識して歩く。
楽しい!
何であろうか。下見のつもりが普通に楽しい。滑るけど、そういう箇所にはステップが彫られていることも多く、刺激が適度に与えられている感じだ。
不意に目の前にベンチが現れた。見晴らしの良い岩の展望箇所に、ちょこんとあった。シュール!良い味を出している。座りたくなる椅子の究極の形の一つであろう。
そのまま、出てくる岩場をガンガン通過していく。クラック(溝)に足を掴まれて身動き不能になることもしばしばあった。降り始めていた雨に焦っていたのかもしれない。
そうして楽しんでいると、いつの間にか山頂だった。1時間。登山口から1時間である。
「おぅふ・・」(色々な感情が恐縮された溜息の様なもの)
そこそこの休憩の後、緊張して歩きだす。今日の核心部はここからだ。「こちらへどうぞ」の看板の指示に従い、瞑目して進む。
本日の核心部は、「崖に認められていない崖~懸垂下降の方がマシ~」でございます。
アトラクション風味、とでも言おうか。ジェットコースターに乗っていると、昇って昇って急下降、というのがオチであろうと思う。ここもそう。登って登って、どん詰まりでキターーーーーー!!
凄い。何と言うか、笑うしかない。鎖が延々と下方に伸びているが、底が見えない・・・。
一般ルートで、これはそうそうない。シトシト降り始めた雨も嫌な感じだぜ。
「ふふふ」
突然の笑い声。安藤殿だ。1mくらい降りて見て、笑いが我慢できなかったのであろう。確かにこれは笑うしかない。
「滑るんだよ、ほら!」
実演付きとは恐れ入る。あ、でもエイト環とか持って来ていないや・・。
奥歯が震えだした。いや、これは寒さのせい。
身体が微振動しだした。いや、これは武者震いのせい。
そんな中、話し合いによって降りて見るという飯塚殿。流石である。途中で巻道に続いているであろう箇所もあったし、行けなくはないと。
厳正なる話し合いの結果、残された二人は巻き道を行くことに。となれば、急ぎ合流しなければ!
が、巻き道は例の壁とどんどん離れて伸びていく。いかん。はぐれる。
ルートには無いが、谷を直滑降。車道に出て、合流点を探す。無事に合流出来た。GPSって素晴らしい。
後は車道を歩いて、日吉神社まで向かった。雨の中を行く山ではないらしくて、途中ですれ違った配達の人にジッと見られたのが印象的だった。
まとめ。晴れている時に懸垂下降でリベンジしたいかなー、という感じだ。低山の恐ろしさが際立つ山だった。
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