シュラフ(寝袋)を選ぼう

シュラフ選びのポイント

お客様『どうやって選んだらいいのかさっぱりなのですが・・・。』 店員『選ぶポイントは使う時期と場所です。店頭表示で最低使用温度をチェックしてください。』 <夏用>最低使用温度:5度~10度 使用例:夏の里山、キャンプ(本州の場合) <3シーズン用>最低使用温度:-5度~5度 使用例:夏の日本アルプス(テント泊)、秋の里山 <冬用>最低使用温度:-5度以下 使用例:晩秋の八ヶ岳など ※厳冬期は-20度以下のものを ※表示よりも、7~8度余裕を持ったものを選ぶと快適です。 ※使う時の気温が分からない場合や、シュラフ選びに迷ったらスタッフに「使用時期」と「使用場所」をお伝えください。お客様『使用温度以外に選ぶポイントはありますか?』 店員『素材や形状で収納時のコンパクトさが異なります。』

素材

●ダウン(羽毛)
多くの空気を含み、快適に眠ることが出来ます。軽量で収納サイズも小さいのが特長です。
「フィルパワー」という数値は品質の目安です。

QUESTION ●「フィルパワー」って何? 1オンス(約28.4g)のダウンの容器の中で圧縮し、一定の条件下でどのぐらい復元するかを測定した数値。値が大きいほど高品質となります。現在は700~800フィルパワーの商品が主流です。

●化繊
ダウンと比較してもお手ごろな価格ですが、収納サイズが比較的大きくなります。
あまり安価のものはヘタリが早く、保温性が低下しやすいのでご注意を。


形状

マミー型:収納時にかさばりにくい、登山におすすめのタイプ。 封筒型:一般にオートキャンプで使われるタイプ。収納サイズが大きいので、登山向きではありません。

シュラフと一緒に!快適アイテム

マット:シュラフの下に敷くことで、背中の冷えを防ぎ、湿気を遮断。 コンパクトで軽量なウレタンのエアマットや、お手ごろなアルミロールマットなどがあります。
シュラフシーツ:シュラフとインナーとして使用します。 保温性のアップや汚れ防止に。 山小屋泊まりの際には、マイシーツとして活躍します。
シュラフカバー:テント泊には必携。シュラフを包みこみ、結露による濡れと冷えを防ぎます。

お手入れのポイント

お客様『ダウン製品はお手入れが難しそう・・・。』 店員『コツを掴めば大丈夫ですよ!』

使用後のお手入れと保管方法

  1. シュラフを裏返し、風通しの良い場所で陰干しを。
    日干しの場合は短時間で表と裏を平均して干すようにしてください。
    長時間日光に当てると生地の劣化を早めます。
  2. シーズンオフなどで長時間使用しない場合は、収納袋から取り出し、大きめの袋に移し変えを。
    防虫剤や乾燥剤を入れ、湿気の少ない場所で保管してください。

汚れが気になったら・・・

●ドライクリーニングに出す場合
ダウン製品であることを伝え、石油系洗剤を指定。
経験豊富なお店にお願いしましょう。
クリーニングから戻ってきたら、裏返し陰干しをした後に保管してください。

●ご家庭で手洗いする場合(ダウン・化繊共通)
1,洗剤は中性洗剤をお使い下さい。(ダウンの場合は、専用洗剤がおすすめです。)
2,洗う時間は短めに、汗などの水溶性の汚れを落とすため、ぬるま湯で押し洗いしてください。
3,基本的には自然乾燥させ、仕上げのみ乾燥機を短時間使用します。

<ATTENTION>●お洗濯のしすぎに注意(ダウンの保温性能を保つために、お洗濯は頻繁に行わないようにしましょう。 目安は30泊~50泊に1回程度です。)