雨でもとことん楽しむ!奥秩父・大若沢

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2022年07月05日 (火)~2022年07月05日 (火)
メンバー
山仲間5名
天候
曇→雨
コースタイム
駐車場(20分)官兵衛ノ滝(30分)不動滝(70分)造林小屋跡(20分)魚止ノ滝(60分)遊歩道(60分)駐車場
コース状況
・駐車場6~7台ほど。広いトイレと屋根付きのベンチがあります。
・沢に沿って遊歩道があり高巻くこともできます。
・魚止ノ滝(2段8m)は流線を行く方が滑りにくいです。
・遊歩道はかなり荒れていて危険箇所多数。木橋は朽ちており踏み抜くことも。際どい泥壁をへつるので場所によってはカウンター懸垂も必要です。
難易度
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感想コメント

 沢泊予定が雨のせいで日帰り沢に。転進先は奥秩父・中津川の大若沢。1級の初心者向けの沢ですが、高巻きはせずほぼ全ての滝をシャワークライミングしました。この日は登れるメンバーが揃っていたので私は中間で、沢に少しでも慣れる為に登りにだけ集中させてもらいました。

 のっけからいきなり大きめの勘兵衛ノ滝、続いて2mクラスの滝を2本ほど。朝からお腹の調子が怪しかったのでできれば浸かりたくなかったのですが、釜が深くやむを得ずドボンして取付きました。
 つるつるした不動滝の後は、迷路のようなU字溝やゴルジュ帯。だんだん慣れてきて探検気分を味わえました。気の合う仲間同士、冗談を言う余裕も出てきた頃、造林小屋跡にて大休止。腹ごしらえをしてから核心の魚止ノ滝に向かいました。

 こちらの滝も高巻きが可能ですが、この期に及んで巻くメンバーはいません。一体どこから取りつけば?考えあぐねていると真ん中から突っ込む人、左壁から慎重に行く人、思い思いのルートで皆あっという間に突破していきます。そうこうするうちに私の番。ええぃままよと意を決して滝に打たれに行きました。
 激しく打ちつける滝に一瞬怯みますが、触ってみると良さそうなガバが隠れていました。バランスを取りながら快適に登り、次の一手を取ろうとしたところでズルっ、振り出しに戻されてしまいました。落ちた時にぶつけた膝の痛みよりも、落ちた悔しさでいっぱいになり最後はがむしゃらに登攀。「水が流れていなければいいのに!」と悪態をついていると、「それじゃ沢の意味ないじゃん。」とぴしゃり。ごもっとも。不毛なことを口走ってしまい反省しました。
 ラストは直線の滝の右壁を登って終了。下りは遊歩道とは名ばかりの悪路を、時々沢を横切りながら下降してスタート地点へ。雨が本降りになる前に何とか戻ってきました。

 夜は近くの中津川キャンプ場へ。こんな日にキャンプする輩は他にいるはずありません。貸切りの広いサイトを思う存分使って、初めてのハンモック泊と焚き火を楽しみました。
 今回は残念ながら雨でしたが、メンバーのお蔭で楽しい沢旅ができました。次こそは晴れに期待したいです。

フォトギャラリー

皆登れるので今日はお気楽フォロー。

入渓時は晴れて緑がきれいでした。

大きな勘兵衛ノ滝。巻かずに登る!

綺麗な釜。水温低め。

落ちてもドボンするだけなので安心して登ります。

不動滝。苔だらけで滑りやすい。今日はフェルトで正解。

さくさく登ります。

今日はあまり黄色くないですねぇ。

ゴルジュは突っ張りで。

支点はカムやハーケンで。全部お任せ。

ゴルジュが終わるとしばらく歩き。

造林小屋跡でお昼休み。

核心の魚止ノ滝。

一回滑って落ちました。トホホ。

膝打った。トホホ。

最後の登り。ここも滑る。

シシガミ様の角をちゃっかりお土産に。

夜は楽しいキャンプ。焚き火臭くなりました。

ハンモック快適でした。

看板犬のワンコ。人懐っこい。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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